応募総数:107件 

企業・財団名/受賞活動名
メセナ大賞 第一生命保険相互会社
VOCA展の開催
育成賞 財団法人アフィニス文化財団
日本のプロオーケストラへの支援活動
新人育成賞 沖縄電力株式会社
おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションの実施
創造賞 キヤノン株式会社
キヤノン 写真新世紀の実施
地域賞 株式会社神戸酒心館
神戸酒心館ホールの運営
組織支援賞 三洋電機株式会社
大阪シンフォニカーへの支援活動
企業理念賞 日産自動車株式会社
"子どもの想像力育成"に投資するメセナ活動
振興賞 日本電気株式会社
NEC EARLY MUSIC SERIES の実施

 

■メセナ大賞
第一生命保険(相)
VOCA展の開催
 

活動内容

VOCA(ヴォーカ)は「The Vision of Contemporary Art」の略で「現代美術の展望」を意味している。94年から毎年1回開催しているこのVOCA展は「VOCA展」実行委員会(実行委員長:高階秀爾氏)および(財)日本美術協会・上野の森美術館が主催、第一生命保険(相) はその協賛会社であるとともに、実行委員会の実務組織として、同展に関する企画案の作成、運営、広報活動などに関わっている。
同展では現代美術の動向を知るうえで、あえて作品を平面に限定していることに、大きな特徴がある。また30名前後の全国各地の美術関係者(学芸員、研究者、ジャーナリストら)に各1名ずつ、「ユニークであり、作品に必然性のある、国際的に通用する力強い表現力を持った」40歳以下の若手作家の推薦をしてもらい、推薦された作家の作品を全て展示するという方式も注目されている。
展覧会は上野の森美術館(東京・上野)で約2週間開催し、毎回オープニング前日には審査員、専門家によるシンポジウムも実施。さらに、VOCA賞1名、VOCA奨励賞4名を選び、それぞれ300万円、150万円の賞金を贈呈するほか、受賞作品を同社が買い上げ、本社ビル(東京・有楽町)に内設するギャラリーにて常設展として公開している。これらは若手作家の励みとなるだけでなく、一般の方々にも現代美術にいつでも触れられる、絶好の機会となっている。
また、同展のカタログはバイリンガルで制作しているが、これは「海外でも、日本の若手作家のドキュメントとして活用できる」と高く評価されている。
VOCA展は若い世代の最もヴィヴィッドな動向が紹介される場として、回を追うごとにますます注目されるようになってきており、今後も同展を通じて、平面の表現の新たな可能性が発見されてゆくことが大いに期待される。

評価ポイント

・現代美術の分野では、表現方法が増え、平面の存在が軽く見られることが多い時代だからこそ、平面を問い直す議論の場としても意義のある活動だと思う。
・社名を前面に出さず、控えめに協賛という立場を貫いている。

企業プロフィール(2000年3月末現在)

本社所在地 東京都
業 種 保険業
創立年 1902年
資本金 2,200億円
従業員数 60,792人
URL http://www.dai-ichi-life.co.jp/


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■ 育成賞
(財)アフィニス文化財団
日本のプロオーケストラへの支援活動
 

活動内容

(財)アフィニス文化財団は、日本たばこ産業(株)の出捐により88年に設立された。以来、日本のプロオーケストラのレベルアップを支援するため、(1)助成、(2)「アフィニス夏の音楽祭」の開催、(3)「アフィニス・ アンサンブル・セレクション」シリーズの実施、(4)楽団員の海外研修に対する助成、(5)芸術文化に関する調査研究、(6)「アフィニス・サウンド・レポート」の発行、などさまざまな助成活動を展開している。
このうち(1)では、まず、新たな演奏曲目への意欲的な取り組みや、 優れた指導者の招聘などを通してレベルアップを図ろうとする企画に 重点的に助成。また楽器購入資金を融資助成(10年均等返済無利子融資)したり、各楽団の主催公演の中から多くの人に聴いてもらいたいコンサートを「アフィニス・エチケット(アフィニス文化財団おすすめコ ンサート)」に指定して助成するなど、助成方法にも工夫を凝らしている。
(2)「アフィニス夏の音楽祭」は、国内外のトップクラスの演奏家を講師に迎え、日本のプロオーケストラの楽団員に研鑚と相互啓発の機会を提供するセミナー。中心は管弦楽の基礎となる室内アンサンブルのレッスンで、その模様は一般公開し、さらに成果発表の場として講師と参加者による演奏会を開催している。
(3)「アフィニス・アンサンブル・セレクション」シリーズは、プロ オーケストラ団員自身の企画・演奏による室内楽シリーズで、親会社の運営する「JTアートホール アフィニス」を会場として提供し、年10回程度開催、楽団員のアンサンブル活動を支援している。
さらに2000年度からは5年先の企画に助成を内定するプログラムも開始。リスクを伴う新しい試みや意欲的な企画を立てる際には、資金のメドがつかないと実現に向けて行動できないが、こうした従来のジレン マを断ち切る試みとして、注目を集めている。

評価ポイント

・オーケストラに対する支援を長く続けており、フォローも大変充実している。また、研究活動などに対しても支援している。
・支援を単年度で区切られると、企画が小さくなってしまう。その点、5年先の企画に支援を内定するというシステムはありがたい。

団体プロフィール(2000年6月末現在)

財団所在地 東京都
創立年 1902年
基本財産 50億円
職員数 5人
URL http://www.affinis.or.jp/


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■ 新人育成賞
沖縄電力(株)
おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションの実施
 

活動内容

94年、沖縄県島尻郡佐敷町にシュガーホールが開館した。開館当初、「沖縄には音楽を学ぶ者は多いが発表する場がない」との声があがり、 シュガーホールでは新人演奏会オーディションを企画。佐敷町より共催依頼を受けた沖縄電力(株)では日頃「地域とともに、地域のために」をコ ンセプトに業務を行っていることから、その依頼を受諾。広報を担う沖縄タイムス社、事務局として運営を担う佐敷町教育委員会、資金援助を 行う同社が三位一体となって実施するメセナ活動は、こうしてスタートした。
このオーディションでは、まず10月にメディアを通じて募集を行い、 翌年1~2月にテープによる予備審査を実施。参加資格は18歳以上30 歳以下の若手演奏家としており、声楽、ピアノ、弦楽器、管・打楽器の4部門を設けている。当初は沖縄県在住者のみとしていたが、「実力は高いが、県内だけで競っていてはいけない」との考えから第5回以降は県外、国外からも応募を受け付けることにした。3月下旬には予備審査 を経た約30名の若手音楽家の公開審査をシュガーホールで開催。審査 は声楽家・伊藤京子や音楽評論家・丹羽正明、作曲家でシュガーホール 芸術監督の中村透らが行う。終了後レセプションが開かれ、合格者だけでなく、惜しくも不合格となった新人音楽家も、直接審査委員と言葉を 交わすことができる場が提供されている。
続いて4月下旬には合格者による新人演奏会を行い、オーディションで優秀な成績を収めた演奏家には「沖縄電力賞」としてグランプリ1名に100万円、優秀賞若干名に25万円などの奨学金を贈呈している。 この新人演奏会の出演者は沖縄タイムス紙上で毎日1人ずつ紹介されるほか、演奏会の模様はラジオ・テレビでも放映される。さらにグランプリ受賞者にはシュガーホールでのリサイタル開催の権利も与えられるなど、フォローも充実している。

評価ポイント

・沖縄県から東京や大阪などで行われるコンクールに参加するには相当な費用がかかるので、地域性からいって必要かつ有意義な支援である と思われる。

企業プロフィール(2000年9月末現在)

本社所在地 沖縄県
業 種 電気事業
創立年 1972年
資本金 75億8,600万円
従業員数 1,588人
URL http://www.okiden.co.jp/


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■ 創造賞
キヤノン(株)
キヤノン写真新世紀の実施
 

活動内容

「写真新世紀」は写真表現の新たな可能性に挑戦する新人写真家の発掘と育成を目的とした公募プロジェクト。91年にスタートしたこの プロジェクトでは、銀塩写真はもちろん、さまざまな映像分野とクロスするような実験的作品も応援するほか、デジタル表現領域の可能性も開拓している。
公募は年2回春と秋に実施。作品サイズ、点数、テーマ、形式をすべて問わない公募展であるため、毎回1万点を超えるさまざまなタイプ の応募が寄せられる。その中から、レギュラー審査員3名(写真家・荒木経惟、写真評論家・飯沢耕太郎、美術評論家・南條史生)とゲスト審査員1名が各1点、計4名を選出し奨励金20万円を贈呈。受賞作品は 「写真新世紀」誌やインターネット上、自主制作のCD-ROMなどの メディアにて発表する。また、応募者を対象にゲスト審査員(これまで写真家のロバート・フランク、サラ・ムーンらが務めた)によるレクチャーや、自作を直接批評してもらったり、撮影会を実施したりするワークショップも適宜開催している。
さらに年1回、その年の優秀賞受賞者の作品を一堂に会し「写真新世紀展」を開催。期間中行う公開審査において年間グランプリを決定し、奨励金100万円を贈呈している。グランプリ受賞者には、ほかにも翌年の「写真新世紀展」において個展スペースが提供される。
「写真新世紀」は同社コーポレートコミュニケーション本部文化支援推進課が担当し、企画・運営、PR活動全般をとり行なってきた。本年、10年目を迎えるこのプロジェクトは、これまでHIROMIXや大森克己ら、現在活躍中の写真家を数多く生み出してきたが、21世紀に向けて、国際的に新しい写真芸術と文化の創造にますます貢献していくことが期待される。

評価ポイント

・一人の審査員が一人の作家を選んで、最終的にグランプリをみんなで選ぶという、選考方法が面白い。受賞作に個性が生まれる。
・本業外の企業がこのような企画を行うよりも、カメラメーカーが行う方が専門性が活かされるのでよいのではないだろうか。

企業プロフィール(2000年6月末現在)

本社所在地 東京都
業 種 電機機器業
創立年 1937年
資本金 1,639億円
従業員数 21,023人
URL http://www.canon.co.jp/

 

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■地域賞
(株)神戸酒心館
神戸酒心館ホールの運営
 

活動内容

神戸・灘の日本酒酒造メーカーである福寿酒造(株)は、かねてより酒蔵で文化講演会やコンサートなどを行っていた。しかし95年、阪神・淡路大震災でその酒蔵も倒壊。一時活動を中止していたが、再開を望む多くの地元住民の意思をくみ、同年、倒壊した1つの酒蔵を「神戸酒心館ホール」として改築、97年にはレストランなども併設し、社名を(株)神戸酒心館に改め再出発した。以来、日本酒を扱う企業として日本の文 化を大切にしたいという思いから、舞楽、文楽、能楽、邦楽、狂言、落語などの伝統芸能に重点を置き、ホールを運営している。最大約170 名収容のホールは、天井が高く木造ならではの風情に満ちており、観客や演者たちに大変親しまれている。
伝統芸能は、一般の人々にとって興味はあっても、難解そうだと、とかく敬遠されがちであるが、同ホールでは、その魅力や楽しみ方を伝 えるレクチャーも開催し、わかりやすく伝える工夫をしている。また、お洒にまつわる演目を中心にした公演、日本酒や伝統工芸に関する講演会や体験教室など蔵元らしい催しも実施。さらには和服での来場者への割引や、公演の際の利酒(ききざけ)サービスなどユニークな試みも行っている。
企画・運営を担うのは同社の事業部。月2回のペースで行う自主企画事業のほか、年4回「洒心館通信」を発行し、母体である酒蔵のPRをはじめ、食や暮らしの提案、催しなどの案内も行っている。ホール運営にあたっては地元の演奏家、芸術家を積極的に起用し、他団体との情報交換、協力も心がけており、特にピアノの販売、レンタルなどを行っ ている日本ピアノサービス(株)とは、年数回コンサート、公開レッスンなどを共催。また、女人舞楽の「原笙会」や市民オーケストラ「神戸フィルハーモニック」のメンバーにホールを稽古場として提供、時には一般市民に練習風景を見学いただくサービスも実施するなど、地域文化の活性化に大いに寄与している。

評価ポイント

・日本の文化を継承していこうという意志が感じられる。
・企業の持つスペースを有効的に活用しているのがよい。
・小さな酒造メーカーが地元に密着した文化活動を行っている姿勢に好感が持てる。

企業プロフィール(2000年6月末現在)

本社所在地 兵庫県
業 種 酒造業
創立年 1996年
資本金 5,000万円
従業員数 36人
URL http://www.shushinkan.co.jp/

 

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■ 組織支援賞
三洋電機(株)
大阪シンフォニカーへの支援活動
 

活動内容

大阪に本社をおく三洋電機(株)は、大阪の芸術文化振興と若手芸術家 の育成を目的として、91年より地元のプロオーケストラ・大阪シンフォニカーの演奏活動を支援している。このメセナ活動は、それまで大阪市などから助成を受けることができず、苦しい運営を余儀なくされていた同楽団の敷島博子代表が、同社の井植敏会長に支援を要請。 氏が楽団の支援組織である大阪シンフォニカー協会理事長に就任したのを機に開始された。以来、同社のメセナ活動の企画、立案、推進を担うコーポレートコミュニケーション部文化・スポーツ推進グループを中心に支援を継続、本年10年目を迎えた。
支援方法としては、まず楽団の最大の課題となっている経営面の課題を克服すべく、多額の資金援助を行うほか、事業計画策定や人事・総務面の気配りなどについても、必要に応じてアドバイスを行っている。 さらには法人・個人会員の増加を目指し、社員が楽団スタッフと一緒に企業に訪問し、入会を勧誘している。
また、理事会を開催する際には、資料の作成や次年度事業計画作成などを社員が全面的に協力している。そのほか、固定の練習場を持たない楽団のために同社の会議室を提供したり、「社内ふれあいコンサート」を実施することを通じ、社員と楽団員とのコミュニケーションを図るなど、さまざまな支援を行っている。
大阪シンフォニカーは音楽監督・首席指揮者にトーマス・ザンデルリンク氏を迎え、そのエネルギッシュな指導のもと優れた外国人管弦楽奏者を招へい。定期演奏会、特別演奏会の自主公演を年10数回行うほか、オペラや合唱、バレエの公演、各地のホールや数多くの依頼公演、学校音楽鑑賞会などを実施。大阪府知事表彰、大阪文化祭賞を受賞するなど、高い評価を得るようになった。 最近では財政状況も安定してきており、同社の支援活動ははっきりとした成果となって現れつつある。

評価ポイント

・大阪シンフォニカー側に自立を促しつつ、非常に行き届いた支援を行っている。企業と芸術団体とが良い関係を築いていることの好例と言えるのではないか。

企業プロフィール(2000年6月末現在)

本社所在地 大阪府
業 種 電機機器業
創立年 1950年
資本金 1,722億円
従業員数 22,542人
URL http://www.sanyo.co.jp/

 

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■ 企業理念賞
日産自動車(株)
"子どもの想像力育成"に投資するメセナ活動
 

活動内容

日産自動車(株)では、メセナ活動を行うにあたり、"社会への投資"という明確な理念のもと、「子どもの想像力を育む」「多様性を受け容れ、創造性を育む」「環境保全への理解を深める」の3つを重点分野とした活動を推進している。このうち「子どもの想像力を育む」活動分野では、「ニッサン童話と絵本のグランプリ」や「日産おはなしの部屋」、「ニッサンゆかいな絵本と童話展」など独自の工夫を凝らした自主事業を行っている。
「ニッサン童話と絵本のグランプリ」は優れた童話・絵本作家を発掘・育成すべく行っているコンクール。大阪国際児童文学館とタイアップしているこのコンクールの大賞受賞作品は市販し、また全国の図書館や事業所周辺の幼稚園・保育園に寄贈している。98年度からはプロを目指す受賞者に審査員が直接指導する創作セミナーを実施したり、童話部門の大賞作品を出版する際に歴代絵本部門入賞者に絵を依頼するなど、作家育成のためのフォローも充実している。
「日産おはなしの部屋」は人間の成長を語り継いできた「昔ばなし」の意義について、その理解促進を図る講演会。各地の日産販売会社と共催で、これまで全国23ヵ所で開催してきた。
「ニッサンゆかいな絵本と童話展」は優れた絵本や童話を多くの人々に紹介し、子どもたちが想像力を発揮して楽しめる場を提供する企画。 会場となる「こどもの城」の専門スタッフと、社員が企画から制作、運営まで全てを協働しており、会場の展示物や子どものワークショップで使用する素材は、同社内にある廃材を有効活用するなどの工夫も凝らしている。
このほか、子どもの本の国際的な賞である「国際アンデルセン賞」や、サイトウ・キネン・フェスティバル松本「子供のための音楽会」に協賛するなど、活動理念を踏まえた一貫性ある支援スタイルは、メセナを行う企業に大いに参考とされている。

評価ポイント

・児童書の出版は大変厳しい状況なので、意義のある活動だ。
・社長が替わり、大きな事業改革が行われる中で、社会貢献活動は方針の変更や規模の縮小が全く行われていない。それだけ企業理念がしっかりと確立しているということだろう。

企業プロフィール(2000年3月末現在)

本社所在地 東京都
業 種 輸送用機器業
創立年 1933年
資本金 4,966億500万円
従業員数 32,707人
URL http://www.nissan.co.jp/
 
 

■ 振興賞
日本電気(株)
NEC EARLY MUSIC SERIES の実施
 

活動内容

古楽(EARLY MUSIC:バロック時代など古い時代の西洋音楽の総称)の諸活動は、音楽史に埋もれた楽曲を発掘したり、オリジナル楽器(作曲当時の仕様の楽器)を使用して新しい演奏表現を開拓するなど、 近年、音楽界全体に大きな影響を与えている。「NEC EARLY MUSIC SERIES」は、バッハ・コレギウム・ジャパンと日本テレマン協会という2つのバロック音楽演奏団体とのパートナーシップを通じ、古楽の普及と啓発に努めるメセナ・プログラムである。
NECでは97年にこのプログラムを開始して以来、両団体のコンサートやCD制作に資金援助を行うだけでなく、両団体の聴衆拡大および古楽界の活性化をも志向する「新しいメセナ活動の形態」を模索・構築してきた。そのひとつの方法として、協賛コンサートやCDに関係する議題を中心とする「NEC古楽レクチャー」を両団体と共同制作し、各団体につき年1回ずつ開催している。このレクチャーは、音楽史や楽曲を中心に構成されているが、さらにアーティストによる演奏面からの「古楽アプローチ」をも盛り込んだ企画も行い、好評を博している。また同社では講演要旨を活字にまとめたレクチャー・レポートを作成し、同社が関係するコンサートの来場者のみならず、種々の公募ツールを通して希望者に進呈している(2000年9月末現在、3500名強に配布)。
また両団体のコンサート開催にあたり、社員がボランティアで協力したり、両団体の活動や広報ツールの紹介記事などを掲載した「NEC EARLY MUSIC COLUMN」(A4サイズのミニコミ紙)を演奏会場で配布するなどの活動を続けている。
活動を推進する同社コーポレート・コミュニケーション部社会貢献部では、今後も「ヒト」「モノ」「カネ」「ノウハウ」といった経営資源を有機的にリンクさせながら、古楽の振興活動に邁進してゆく構えである。

評価ポイント

・支援している両団体は、日本の東西を代表する古楽演奏団体なので、古楽振興を目指し支援するには効率がいい。
・社員が手作りしているというレクチャーレポートなどから、資金を有効に使いながら行っているメセナ活動という印象を受ける。

企業プロフィール(2000年9月末現在)

本社所在地 東京都
業 種 通信・電子機器業
創立年 1899年
資本金 2,329億円
従業員数 36,432人
URL http://www.nec.co.jp/

 

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