公益社団法人 企業メセナ協議会

メセナを知る

メセナとは

「メセナ」という言葉について

「メセナ」【mécénat】は、芸術文化支援を意味するフランス語です。古代ローマ時代の皇帝アウグストゥスに仕え、詩人や芸術家を手厚く庇護した高官マエケナス(Maecenas)の名に由来しています。日本では、「日仏文化サミット'88~文化と企業」を契機に企業メセナ協議会が1990年に発足した際、「即効的な販売促進・広告宣伝効果を求めるのではなく、社会貢献の一環として行う芸術文化支援」という意味で「メセナ」という言葉を導入し、一般に知られるようになりました。その後、マスコミなどを通じてこの言葉が広まる過程で「企業が行う社会貢献活動」といった広義の解釈で使用されることも増えました。

「メセナ」という言葉について

メセナ活動の芸術分野

メセナは、音楽、美術、演劇、舞踊、建築、映像、文学、伝統芸能、文化遺産・歴史的建造物、生活文化など、多岐にわたる芸術分野で行われています。多様化するアートそのものの変化を受け、メセナ活動もまた変容していきます。

企業メセナのかたち

■ 文化活動の主催

文化活動、文化催事の主体的な企画・運営活動。企業が自ら主催するコンサートや講演会、アートに触れる機会を提供するワークショップの実施など。

■ 資金の提供

芸術文化団体、アートNPO、芸術家等の活動に対して行う資金支援。寄付、協賛。

■ 非資金援助(in-kind support)

マンパワーや場所(倉庫、会議室、施設等)、自社製品・サービス、技術・ノウハウの提供など、経営資源をいかした資金以外の支援。

■ 文化施設運営

美術館、ギャラリー、ホール、劇場、能楽堂などの文化施設の運営。企業が運営する文化施設の充実度(数)とクオリティの高さは、日本の企業メセナの特徴です。

■ コンクールなどの顕彰事業

一般を対象としたものと、アーティストを対象にしたものがあります。前者は芸術の裾野を広げ、後者は優れた芸術家を支援するものです。アーティストに与えられる賞には、すでに名を制した人の功績をたたえるもののほかに、登竜門として新人を世に送り出すものがあります。賞としては、賞金、作品発表の場・機会の提供、海外留学、楽器の貸与などがあります。

■ 企業財団

企業が基金を拠出して設立する財団。広義には、オーナー個人の出捐によって設立されたものも含みます。芸術文化と関連のある企業財団は、主に以下の2種類に分類できます。
【助成財団】助成・奨学金・顕彰など、外部の活動支援事業を行う財団。公演や展覧会などへの助成/研究助成・国際交流 助成・奨学援助/コンクールや顕彰事業の実施 など
【事業財団】自主事業・文化施設の運営や管理を行う財団。公演や展覧会などの実施/ホールや美術館などの文化施設の運営・管理 など。

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