GBFund助成活動視察報告

岩手県大槌町「小鎚神社例大祭」

9月22日から23日にかけて岩手県大槌町「小鎚神社例大祭」を視察しました。GBFundの今後の方向性や郷土芸能が地域の復興において果たす役割について、協議会会員やご寄付者とGBFund助成先ががんばっておられる現場をみながら考えるべく、17名の参加者とともにじっくりみてまいりました。

1日目は、今回特別に一行をご案内いただけることになった、地元大槌町で「NPOつどい」を運営しておられる元持幸子さんと合流し、被災地を回りながら町の被災状況と復興の様子について学びました。津波でほとんどの家屋が流され草が生い茂る土台だけのまち並み、かろうじて残った学校や町役場の無残な光景など、目に入るすべての光景に言葉を失いました。

メインイベントの「宵宮祭」は大槌町の郷土芸能が十数団体集まって奉納の舞を行う、年に一度のお祭り初日です。GBFundの助成先である3つの団体(城山虎舞・向川原虎舞・陸中弁天虎舞)も参加しており、迫力満点の力強い舞に吸い込まれるように見入ってしまいました。

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2日目は例大祭当日。小鎚神社の神輿の担ぎ手の会「社人会」約100名も参加して行われる神輿への魂入れや境内の遊走を見学しました。彼らの着ている白い装束「官服」はGBFundによって助成されたもので、皆さんが揃いの官服を着て並んでいる姿はとてもすてきでした。

境内での神事が終わると、町内の練り歩きです。道路にはたくさんの人、声、音楽が溢れ、賑やかな時間が続きます。練り歩きに参加する人もいれば、道路に椅子を出して腰かけ、眺める人もいました。このお祭りが長年地域のものとして存在してきたことを実感しました。
1泊2日の短い時間ではありましたが、郷土芸能がコミュニティー形成に果たす役割の大きさ、大切さをあらためて肌で実感し、その土地にある大切な文化を守ることは、その土地の人の生活を守ることにつながるのだと感じた視察でした。助成先の復活の様子をGBFundご寄付者の皆様にもご報告申し上げます。

GBFundのページには写真付きで報告を載せています。そちらもぜひご覧ください。

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