新着コラム!「企業メセナ訪問記」株式会社高島屋
「わずか50㎡の『高島屋史料館TOKYO』が発信する、百貨店が担うべき『本当のメセナ』とは
新着コラム!
メセナライターによる「メセナの現場」体験レポートをお届けする「企業メセナ訪問記」
今回はデパートでおなじみの日本橋高島屋S.C.本館4階、婦人服売り場の一角にある2019年に開館した「高島屋史料館TOKYO」です。株式会社高島屋は1931年の創業以来の資料を収集・保存し、広く公開・活用していくことを目的に高島屋史料館を1970年に開館。創業180年にはタカシマヤアーカイブスを立ち上げ、現在は大阪・東京2館を活動拠点に企業文化に基づくコミュニケーションスペースとして、さまざまな展示を行っています。
このたび取材した「高島屋史料館TOKYO」は、わずか50㎡の展示にもかかわらず、限られたスペースで情報量の豊富な厚みのある内容の展示をいかに実現するかというチャレンジをしつつ、百貨店の歴史にとどまらない挑戦的なテーマを次々と取り上げ、最近では「史料館TOKYO方式」として話題にもなる、とてもユニークな史料館です。高島屋のブランドイメージと一見結びつかない展示テーマの企画を数々生み出してきた館長の海老名熱実さんにお話をうかがい、メセナライターの高橋良美さんがその魅力をお伝えします。
歴史を紐解き、単なる商業施設ではなく、美術家を支援し、若いクリエイターに仕事を与え、新たな文化発信の担い手でもあった同社の「もう一度『流行の発信地』としての百貨店の原点に立ち返りたい」という熱い想いで紡がれる高島屋の話題沸騰のメセナ!ぜひお読みください。
公開日:2025年11月17日