ASEANプロジェクトレポート

Vol. 12 レポート アセアン・カフェ「企業と歩むアジア社会と芸術文化支援 ~3年間のASEANプログラムの成果を踏まえて」後半

企業メセナ協議会で3年間にわたり実施してきたASEAN文化関係機関との交流プログラム。このたびその締めくくりとして、これまでの成果を振り返り、アジア社会における企業と芸術文化支援のこれからについて話し合うクロージングフォーラムを開催します。
オープンディスカッション形式のカジュアルな会となりますので、メセナを推進する企業の皆さま、芸術文化に携わる皆さま、ぜひお気軽にご参加ください!

【アセアン・カフェとは?】
企業メセナ協議会が3年間にわたり主催する、ASEAN文化関係機関との交流プログラムのクロージングフォーラム。これまでの交流を経て、インドネシア、マレーシアでは民間における芸術文化振興のための中間支援組織発足に向けた動きが加速し、シンガポールでは政府と民間企業・団体による活発な文化振興プロジェクトに注目が集まりました。
「アセアン・カフェ」では、パートナー団体であるインドネシアの都市研究文化センター、マレーシアの中間文化支援団体の代表者のほか、シンガポールでユニークかつ戦略的な文化支援事業にとりくまれる社会的起業家の方にご出席いただく予定です。これまでの交流を振り返りながら、各国の最新動向や、アジアや日本での活動のヒントとなる事例をお話いただきます。会場の皆さまとのディスカッションを通じて、企業・芸術・文化のこれから、未来にむけたあり方を考えていきます。

チラシ

Peatix

開催概要
◆日時:2018年2月7日(水)15:00~17:00(開場14:30)
◆会場:損保ジャパン日本興亜日本橋ビル 2F 201会議室
(東京都中央区日本橋2-2-10)[MAP]
*「日本橋駅」B3 徒歩1分 /「三越前駅」B6 徒歩5分 /「大手町駅」B10 徒歩6分
◆定員:70名
◆参加費:協議会会員無料、一般 2,000円、学生 1,000円

◆主催:公益社団法人企業メセナ協議会
助成:国際交流基金アジアセンター
アセアン・パートナーズ:
都市研究ルジャックセンター|Rujak Center for Urban Studies
マイ・パフォーミング・アーツ・エージェンシー|My Performing Arts Agency

協力:損害保険ジャパン日本興亜株式会社

プログラム(予定)

15:00~ オープニング
15:05~ 3年間のASEAN交流プロジェクトとその成果
(企業メセナ協議会 事務局長 澤田澄子)
15:10~ ゲスト・プレゼンテーション
*各国の文化政策、文化支援の最新動向、民間文化支援の事例紹介
1.インドネシア | マルコ・クスマウィジャヤ 氏
2.マレーシア | ブライアン・ジョンソン・ロウエ 氏
3. シンガポール | コリン・ゴー 氏
16:05~ ディスカッション:「アジア社会と芸術文化支援 ― 企業と歩む芸術文化活動」
・3年間のプロジェクトの成果を経て変わったこと、これからについて
・会場との意見交換、質疑応答 など
17:00  クロージング

登壇者プロフィール

◆インドネシア:
マルコ・クスマウィジャヤ | Marco Kusumawijaya
都市研究ルジャックセンター ディレクター |
Co-Founder/Director, Rujak Center for Urban Studies

建築家、都市計画家。持続可能な建築とアーバニズムおよび芸術に重点を置いた活動に取り組む。2006年より約4年間にわたりジャカルタ芸術評議会議長を務める。2010年、都市の持続可能性について考え、実践を促進するための拠点として「ルジャック都市研究センター」を共同創設。2012年には都市と田園の関係性、地域社会や生態学的な課題に取り組むプログラムを開催する場として、ジョグジャカルタ近郊にブミ・ペムダ・ラハユ持続可能性学習センターを設立した。 https://rujak.org/

 

◆マレーシア:
ブライアン・ジョンソン・ロウエ | Brian Johnson Lowe
マイ・パフォーミング・アーツ・エージェンシー 共同設立者・ディレクター |
Co-Founder/Director, My Performing Arts Agency

マレーシアの芸術・文化活動推進のため、2012年に中間支援組織「マイ・パフォーミング・アーツ・エージェンシー」を設立。経営・財務戦略、企画立案遂行に従事。政府・企業とのタイアップフェスティバル、アートマネージメントに関する国際会議などを開催。前職はMDC社でICT産業の海外展開のための北米事業開発責任者を務めた。知識経済の発展と新たな雇用創出を目指す国家プロジェクトにも貢献。 http://www.mycreative.com.my/

 

 

◆シンガポール:
コリン・ゴー | Colin Goh
ライスカンパニー 共同設立者・経営責任者、ミレット・ホールディングス 常務理事 |
Co-Founder/CEO, The RICE Company Ltd. Executive Director, Millet Holdings Pte Ltd.

経営・経済学士、経営学修士を取得後、シンガポール最古の政府庁舎など象徴的ランドマークの保存・発展事業に従事したのち、芸術とクリエイティブ産業発展を目的とした「ライスカンパニー」を共同設立。2017年には、常務理事を務める子会社の投資会社「ミレット・ホールディングス」と芸術支援団体「グローバル・カルチャー・アライアンス」を合併し、シンガポール初の民間協同組合を設立。政府のパトロン・オブ・アーツ・アワード、ユネスコアワードなど受賞多数。 https://www.therice.sg/

 

◆モデレーター:
澤田澄子 | 公益社団法人企業メセナ協議会 事務局長

◆お申込み: *2/5(月)定員に達し次第、締切りとなります。
(1)メールでお申込み:
件名を「2/7アセアンカフェ申込み」とし、【お名前/ご所属・お役職/電話番号】を
mecenat@mecenat.or.jp までお送りください。
(2)Peatixからお申込み:
https://aseancafe2018.peatix.com/
※PeatixへのID登録が必要になります。

◆お問合せ:
公益社団法人企業メセナ協議会
108-0014 東京都港区芝5-3-2 アイセ芝ビル8階
mecenat@mecenat.or.jp / Tel. 03-5439-4520


開催報告

Vol.12 レポート アセアン・カフェ「企業と歩む、アジア社会と芸術文化支援 ~3年間のASEANプログラムの成果を踏まえて~」~後半~
Report: ASEAN Café In Partnership with Corporations – Art and Cultural Activities -Achievements and future tasks based on the 3-year ASEAN project- -part2-

2015年より協議会で実施している「ASEAN諸国における企業メセナの促進とネットワーク構築に向けた調査・協議」(助成:国際交流基金アジアセンター)。本年は、この3年間交流を深めた各ASEAN文化団体へのインタビュー・コラムや、視察レポートを連載しています。


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企業メセナ協議会は2015年より行ってきたASEAN諸国における“企業メセナ”の促進とネットワーク構築プログラムの締めくくりとして、3年間を振り返り、これからのアジア社会における企業と芸術文化支援について話し合うオープンカフェを開催しました。

Association for Corporate Support of the Arts (Kigyo Mecenat Kyogikai: KMK) has been organizing the continuous series of implementing research, mutualexchanges and conferences in collaboration with corporations, foundations, and governments of Malaysia, Indonesia, and Singapore since 2015.
As a conclusion of this 3-year project, KMK held an open discussion ‘ASEAN Café’ to look back over the three years, and to discuss future corporate support for the arts and culture in Asian society.

日時 /Date
2018年2月7日(水)| Wednesday, 7th February 2018
15:00~17:00 [開場14:30] | 15:00-17:00 [Door Open 14:30]

会場 | Venue
損保ジャパン日本興亜日本橋ビル 2F 202会議室 | Conference Room 202, Sompo Japan Nipponkoa Nihombashi Building 2F
東京都中央区日本橋2-2-10 |2-2-10, Nihombashi, Chuo-ku, Tokyo

ゲスト・プレゼンテーション
1.インドネシア | マルコ・クスマウィジャヤ 氏
2.マレーシア | ブライアン・ジョンソン・ロウエ 氏
3. シンガポール | コリン・ゴー 氏
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こちらは『Vol.11 レポート アセアン・カフェ「企業と歩む、アジア社会と芸術文化支援 ~3年間のASEANプログラムの成果を踏まえて~」~前半~』の続編です。ぜひ前半も併せてお読みください!

――国際交流基金のものです。この基金も政府機関の一部ですので、政府の助成制度もある程度理解しています。どのようなメカニズムが企業の芸術文化支援に存在しているのでしょうか。芸術文化支援する企業のモチベーションとは何か?誰がどのようにして支援する先を決めているのでしょうか?私たちの支援する研究者やアーティストも私たちの支援が終わると、次にどうしたらいいか訪ねてくることがあります。誰に話せばいいのかなどです。私たちも政府支援から企業支援に切り替えてはどうかと言い、彼らはどのようにしてと聞いてきます。私たちもある程度のアドバイスはできますが、やはり専門家ではありませんし、民間でもないので、そこらへんをお聞きしたいです。
Q: We are Japan Foundation, the government foundation agency, so I know how this work. I am curious how corporate mecenat works. What does motivate them to support arts, which to decide to fund and so on. Researchers and artists want to continue after our fund, and they ask us who to talk to and how. We advise to go for corporations, and they ask how. We can only give an advice to an extent as we are not specialist, so I would like to know.

ブルース:芸術を商品として企業に売ることが大切です。そのためには支援してくれるであろう企業がどんな企画を買ってくれて、どんなリターンを望んでいてなどをきちんと理解する必要があります。彼らが求めているものを理解せずに、自分の商品を売ることはできません。
Bruce: Arts has central to sell it to corporations, they need to understand what corporates want to buy, any sale exchange, you cannot sell the tings until you understand what they need.

コリンさんのモデルにすごく感銘を受けました。企業のリターン・投資価値をきちんと理解し簡潔かし、複雑な迷路に迷い込むよりもですが、アーティストが企業を満足させられるような、そして企業が理解できる言語で、ここではアーティストが提供する価値と企業のROIを平等化しているということがすばらしいと思います。
I am fascinated by Colin’s model, it delivers to corporates an exchange value, instead of walking for complicated hell. Artists can satisfy corporates by bringing equation of currency that corporates understand, which is ROI (Return of Investment). Artists need to understand how to solve corporates’ problems.

――企業の課題を理解し、アーティストとして何を変えることができるのかをしっかり理解する必要がありますね。コリンさんもブルースさんもバックグラウンドは経営・経済関係なのでこういった視点から考えることができるのだと感じました。
――We need to understand what corporate issues are, and firmly acknowledge what they can do to solve/ change as artists. Both Mr. Colin and Mr. Bruce are from management, business and economic background, so it seems that they can think from these perspectives.

コリン:アーティストの助成には3つの種類があると思います。1つ目は芸術というものが政治的価値を持ち利用される場合です。国自体が芸術を外交政策の1つとして、マーケットを広げる手段として活用する場合は政治的意図が組み込まれています。2つ目は芸術がコミュニティや社会の架け橋・つながり形成となる場合です。この場合、支援団体にアプローチする場合には社会貢献(CSR)要素が強く含まれています。もちろん、芸術のクオリティを下げるということではありません。しかし、2番目の場合、多数のコミュニティに届き巻き込まなくてはいけません。3つめは、アーティストや芸術そのものが、経済発展の中枢となる場合です。ブライアンがクリエイティブ産業についてすばらしいスピーチをしてくれましたが、この場合、クリエイティブ産業を推進・促進する団体に支援してもらったり一緒に仕事をしたりします。現在では、テクノロジーの分野が多いでしょうか。
Colin: There are three types of funding for artists. One, is the arts used for politics? Some arts are used for cultural diplomacy, the country uses it as an opening to new market, which has political agenda. Second, the arts used for social community nodding. So the approach of organization has very strong CSR approach to community. Your arts, not compromising arts excellency, must apply to large community agenda. Thirdly, artists or arts become an economic driver which Brian summarized about creative industry. You work with organization who pushes creative industry, currently technology field.

ですから、アーティストも芸術そのものだけに焦点を当て、こういった複雑な思惑を無視するのではなく、このような芸術のエコシステムの中に自分がどこに当てはまるのか理解する必要があると思います。
So artist should not focus only on art itself, ignoring larger complexity. So maybe you should be saying to artists where do they fit in the arts ecosystem.

ブライアン:これに加えるとすれば、企業とのネットワーク作りは不可欠です。マレーシアでは、アーティストは自分たちの作品がベストで人々が賞賛し支援するのが当たり前だと考える傾向があります。そして支援が受けられないと、落胆し怒ります。こういったことは特に若いアーティストに多く、とてもではありませんが正しい考え方とはいえません。アーティストも各企業が何を求めていて、何をしているのか、芸術に支援しているのかいないのか、などきちんと把握する必要があると思います。誰に話せばいいのか、企業が抱えている問題は何か、何を求めているのか。こういったことはネットワークを通してでないとわかりません。マレーシアでは企業からの芸術支援の成功率は非常に低く、なぜならアーティストは誰に話せばいいのか、支援を求める適切なときはいつか、また申請時期はいつかなど理解していないからです。ですから、ネットワークを通して関係を構築する必要があるのです。
Brian: To add to that, it is also important to have network with corporates. Artists in Malaysia, believe their arts are best so people should come to them. They would be very angry if nobody give attention or funds. Ironically younger artists have this attitude, which is not right mindset. They need to know what’s going on of each corporations, any reason not funding arts and so on. They need to know who the person they should talk to, what they are looking for, issues to address. In Malaysia, it is very success rate for corporate support for the arts, which is why they need to know who to talk, when to apply as every corporation has different timeline, so you need to build the relationship and network with them as they are the funders.

マルコ:政府や企業の支援にはある程度の制度・方針・制限があります。このような中で、アーティストは自分がどこにあうのか把握しなくてはいけませんよね。しかし、問題もあるのです。芸術という自由表現の分野では、オープンコール(公募)というメカニズムも必要なのです。ただ、これにも問題があり助成金の限度からすべての人に助成をすることができないという問題もあります。私たちの助成プログラム100~200人ほどの申請が毎回ありますが、その中で助成できるのはたった10~20%程度です。
Marco: But the government and private sectors have frameworks. Artists have to see which frameworks they can accommodate. Problem is that you need to have also a mechanism of open call as a perspective of artists. But also the problem exists in this as well, you cannot fund everyone. In our grant program, we have 100-200 applications every time. But we can only fund 10-20% of them.

ですが、アーティストの観点からみるとこういった公募も必要なのです。彼らのゴール、目的、達成したいこと、コミュニティとのつながり、アプローチなどさまざまなことを尊重することができるからです。なぜなら、こういったことが社会の問題をクリエイティブにアーティスティックに解決できることもあるのです。アーティストの創造性にまかせ自由にやらせてあげることも大切で、ただたんにこちら側が決める制度や制限に合わせてもらうだけではだめだと思います。両方間のバランスが重要だと考えます。オープン制度のなかでアーティストが自由にできる助成制度も必要ですよね。でなければ、アーティストに失礼だと思います。彼らの創造性はユニークで誰も思いつかないことやものを生み出すことがあるからです。
It is also important to see the side of artists such as their goals, objectives, approach, engagement in the community and issues. Why? They solve problem creatively, artistically and freely instead of putting into a framework by asking them to fit in. There should be a balance between them. It is important to fund with open frameworks, so artists can set in their own. Otherwise, offensive to artists, the way they look things are also unique and creative.

――ブライアンさんにお聞きしたいことがあります。アーツガラについてです。ガラのモデルはとても面白く、オープンフレームであることもすばらしいと思いました。ガラの目的は芸術のエコシステム発展に向けて戦略的アプローチを構築することだとお聞きしました。企業の人々が選定委員会に入って、助成する先を決めるとおっしゃっていましたが、こうするリスクはあると考えていますか?例えば、主観的選定になったりしてしまい、アーティストや芸術エコシステムを理解していなかったり?
Q: I have a question for Brian about your Arts Gala. Your model is very interesting and open framework, which purposes to build strategic approach that has been in the ecosystem. When allocating funds chosen by the corporates, do you think it risky? Maybe some subjective decision rather than alignment with ecosystem or artists?

ブライアン:この選定委員会には多くの項目・カテゴリーがあり、その中に様々な選定要素のリストがありそれにのっとって選定が進められます。委員会のメンバーは300ほどの申請書をその項目にそって審議し選定していきます。また、メンバーは企業人ですが多くがボランティアでこの委員会のメンバーをしてくれています。昼は企業で仕事、夜は芸術にか関わっています。メンバー10名中9名がパートタイムでキュレーターやアーティストとして活動しているのです。ですから、根っからの企業人だけではありません。芸術的センスをもっている人々ばかりです。
Brian: We have a large set of criteria around 3-4 sets, and they go through 300 applications based on these criteria set. Representative are volunteers from corporates. They work in the office at day and practice arts at night. So out of 10, 9 part-time are curator and artists at night, so not only strictly corporates, they have artists eyes.

また、メンバーがもっとも気に欠けていることが助成先のプロジェクトの継続性です。私たちはアーティスト個人に助成するものではなく、30~40%のプロジェクトコストを支援する目的でこの助成制度があるのですが、選定委員会がいつも聞くのは、「このプロジェクトは継続性があるか否か」です。助成が終わっても、プロジェクトを何らかの形で続けていくことができるのかどうかを審議します。彼らには長期にわたってのプロジェクトを支援したいという思いがあるのです。
Also corporates want to see if the grantees can sustain their projects, so they keep asking us. Because the fund only covers 30-40% of project cost, can he/she sustain doing arts, even after the project finished, can he/she continue to work with new version? So they are committed longer terms.

この選定にはマイパも政府も関わることがありません。政府はオブザーバーとして出席するだけです。また、ここで支援した作品のオープニングなどに、ガラでテーブルを買ってくれた企業がチケットを買って見に行ったりなど、エコシステムで問題になっていた芸術への関わりの部分もこういったことで解消されてきているのです。1つのモデルを変えることで様々な相乗効果が生まれ、様々な問題が少しずつ解決していくのです。
MyPAA and the government are not involved in this selection, only corporates. The government only attend for the observation. Also corporates who select and fund artworks through this, they bought tickets to see the opening night/ show. So they are audience engagement is getting solved which was another problem in the ecosystem. So if you change one model to change other few problems.

フォーラムの最後には、企業メセナ協議会の尾﨑元規理事長より、各国の文化支援に対する先進的な考え方や事例紹介を聞き、日本企業にとってもこれからの企業のあり方、社会の中での文化支援のあり方について、大いに刺激を受けたこと、そして3カ年の交流を基に、今後も相互のネットワークを活かし、各国での芸術文化を通じたよりよい社会づくりに向けた対話を継続していきたいとのあいさつで締めくくられました。

2018年2月7日
損保ジャパン日本興亜日本橋ビルにて
7th February 2018
Sompo Japan Nipponkoa
Nihonbashi Building Conference Room

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