フェリーチェ・ベアト(1834-1909)は、幕末から明治にかけて、横浜を拠点に、江戸や長崎など各地で風景や風俗を撮影した写真家です。ベアトの写真は海外向けの輸出品として盛んになる、いわゆる「横浜写真」の嚆矢として高く評価されるとともに、150年前の光景を現代に伝えるものとして、われわれの眼に非常に魅力的に映ります。
一方、近代日本の視覚表現において、写真は重要な役割を果たしています。油彩画の技法と写真技術はともに西洋から日本に伝えられますが、洋画に取り組んだ画家たちは、場合によっては写真も参照しつつ、構図を学び、風景を見いだし、芸術性の高い油彩画をつくりあげてゆきました。
本展は、DIC川村記念美術館が所蔵する3冊のアルバムから写真約180点と、日本における草創期の洋画18点をあわせて紹介するものです。西洋から日本に向けられた視線と、それを受けて日本で育まれた、芸術へと向かう視線を比較しながら、東西の文化の関わりを見つめなおす機会になればと考えています。

■会期:2017年9月9日(土)~12月3日(日)
■会場:DIC川村記念美術館
■開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
■入館料:一般1300円、学生・65歳以上1100円、小中高生600円
■ウェヴサイト http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html

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 「This is MECENAT 2017」認定活動 

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