(c)Alix Laveau

採集した鳥の鳴き声をもとに、《鳥のカタログ》をはじめとする多くの傑作を生み出した、オリヴィエ・メシアン。パリの図書館に埋もれていた彼の楽譜スケッチが今回、ムラロの手で再構成され、新たな作品として世界初演されます。南仏エロー地方の鳥を題材に書かれた《エローに棲まうムシクイたち》。1962年のドビュッシー生誕100年のお祝いにあてられる予定でもあったこの曲は、実は同年、メシアンが日本を訪問したことがきっかけで、完成を見ずに終わったという経緯を持っています。コンサートはシューマンの描いた森の情景にはじまり、幽玄的な彷徨からワーグナー/リストの幻想の世界へ。そして最後に、《エロー》が捧げられるはずだったドビュッシーへと続きます。希代のメシアン弾きであるムラロが、亡き師の作品を中心に据えて考え抜いたプログラム。万雷の喝采を浴びた2014年のラヴェル全曲演奏(トッパンホール)以来の公演で、今回もダイナミズムに満ちた、圧倒的世界を現出させてくれそうです。

■会期 2017年6月23日(金) 19:00開演(前日6月22日に、公演チケット購入者対象のシンポジウムを予定)
■会場 トッパンホール
■曲目
シューマン:森の情景 Op.82
メシアン(ムラロ再構成):エローに棲まうムシクイたち 世界初演
ワーグナー/リスト:楽劇《さまよえるオランダ人》より 〈紡ぎ歌〉
ワーグナー/リスト:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より 〈イゾルデの愛の死〉
ドビュッシー:12の練習曲より 第1集
■出演 ピアノ=ロジェ・ムラロ

■入場料 6,000円 学生:3,000円
■WEBサイト http://www.toppanhall.com/concert/detail/201706231900.htm

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